なぜわざわざプラントベースのチーズを作っているの?
なぜ、わざわざプラントベースのチーズなんて作っているのか?
というお話をちょっとだけ今回はさせて頂きたいと思います。
牛の寿命は本来20年ほどだといわれていますが、乳牛は搾乳のために人為的に繰り返し妊娠出産をさせられ、5,6歳で搾乳量が減少すると屠殺されてしまいます。
また、生まれてきた仔牛は早々に母親から引き離されます(人間がそのミルクを飲むためです。動画は母子が引き離される哀しい場面のもの)。
仔牛がメスの場合は乳牛として生かされ、オスは食肉にされます。
70%以上の乳牛は食べるのも、糞をするのも、眠るのも狭い牛舎内。
このように感情や知能を持った動物を「もの」のように利用し、寿命の三分の一ほどの若さで殺していくのはあまりに酷すぎる、と思うのです。
「そんな残酷なことを理性を持ち合わせた人間がしていいのか?」
「いや、人間だから残酷なのか?」
おそらく、その両方が正しい問いなのだと思います。
でも、私は、可能な限り、人間の善さに立ちたいと思うのです。
それに、牛乳は私たち人間にとって、別に必ずしも必要なものではありません。
さらに、畜産業は温暖化の大きな原因の一つでもあります。
牛のゲップに含まれるメタンガスの温室効果は、二酸化炭素の28倍と言われています。
特に必要のないもののために、乳牛をモノのように扱い命を奪い、温暖化を促進させるのは、私は理性的に考えて、全く良いことだとは思いません。
そこで、私は牛乳を原料に使わない、プラントベースのチーズを作ることを始めました。
チーズは嗜好品。
動物を犠牲にせずに、私たちの食の愉しみも両立させる。
これが、私の願いです。